Dec 1, 2015

[#014]下関まで行ってショッピングセンターでそばを食べて謎が深まった。

栗毛構成員の武田です。

 

江戸屋道中膝栗毛、1軒も営業中の江戸屋とは巡り合わないまま無事九州編を終え、本州へ再突入です。

DSCF5903

関門海峡を渡ります。

 

目指すはフグで有名な山口県・下関市。こちらの江戸屋はおそば屋さんです。

しかもシーモールというショッピングセンター内のおそば屋さん。

わざわざ下関まで行ってショッピングセンターのそばを食べるというのが栗毛の旅の醍醐味なわけです。

DSCF5910

途中、カーナビの謎の「祭」表示に翻弄されながらも江戸屋さんを目指します。

 

そしてシーモール下関へ到着。

大型店のテナントの閉店情報はネットでは収集が難しく、結構既に潰れているパターンが多いのですが、果たして江戸屋さんは無事なのでしょうか…?

 

DSCF5911

やってました。

 

広島を出発した江戸屋道中膝栗毛、2日目の夕方にしてついに初めて江戸屋と接触です。脱江戸屋ヴァージンです。

 

正直寿司を食べたばっかりで全然お腹は空いていないのですが、入店してメニューを見る。

ごくごく普通のメニューが並ぶ中、気になるものが一つ。

「ふく天」

はて、ふく天?ふぐ天ではなくふく天とは何ぞや?

 

江戸屋さんへ色々お話を伺う前にはアイスブレイクが必要。こういう素朴な疑問を店員さんに尋ねてから江戸屋の歴史を聞いていくのが江戸屋学会の常識なのです。

オーダーを取りに来た女子大生のバイト風の子にさわやかに聞いてみる。

 

-僕ら旅行で下関に来たんですけど、この「ふく天」ってこの辺の名物なんですか?何の天ぷらなんですか?

…よくわからないです。

 

この強烈な接客も江戸屋さんならではですね。

ちなみに私、こういうやる気なさそうなバイトの女の子が大好きです。

 

結局ざるそばと謎のふく天をオーダー。

そばは…まあ、ショッピングセンターのおそばでした。普通においしい。

問題のふく天、白身魚の天ぷらで、ふぐと言われればふぐなような…。でもふぐにしては安いし…。ふぐに似た味の別の魚だから「ふぐ」じゃなくて「ふく」なんじゃないか説が浮上しましたが、食べ終わった後にググったら山口では「ふぐ」のことを「ふく」というのがスタンダードみたいです。そうなってくるとバイトの女の子の発言が不可解ですね。ますますかわいいです。

 

会計の時にお母さん的な方がいらっしゃったので色々聞いてみました。

 

-僕ら日本中の「江戸屋」さんを回って色々お話し聞いてるんですけど、この江戸屋さんっていつくらいからやってるんですか?

今担当がいないから私も詳しくはわからないんだけど、シーモールさんに入ったのが確か20年くらい前って聞いたわねぇ。その前も下関でおそば屋さんをやってたみたいだけど、いつからやってるのかまでは、担当がいないとわかりませんねぇ。

 

何の担当なのかはまたまた非常に不可解ですが、とりあえず担当がいないのでよくわからないとのことでした。謎は深まるばかりでしたが、結構歴史がある江戸屋さんなようです。次回は担当の方がいらっしゃる時に伺いたいと思います。

記事を書いた人
武田
武田
大人の事情により、しばらく栗毛経理部長。 学生時代から片鱗を見せていた仏教の才能が最近開花。栗毛とは関係ないプライベートの友人と京都旅行に行った際に阿弥陀如来の魅力を熱く語り、交友関係に心地の良い壁ができた。「お師匠言えるかな?」の作詞、某仏教アイドルのプロデュース等、ナウい仏教の振興に尽力している。

関連記事