Feb 24, 2015

[#002]あたたかいお客さん

栗毛銀行員の武田です。

 

江戸屋コングロマリット説、その核心を突くべくして今回お邪魔したのは愛知県海部郡蟹江町にある【江戸屋】さんです。

 

愛知県海部郡蟹江町舟入4−65

 

名古屋駅から西へ15kmほど。

去年までは我が家の隣に「江戸屋クリーニング」があったのですが、大人の事情でいつの間にか無くなってしまったので、現在ここが武田家から一番近い江戸屋のようです。

 

お食事処とのことだったので、昼食時間を狙って突撃してきました。

 

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江戸屋は何となく歴史あるお店が多い気がしてますが、イメージ通り、これぞ「江戸屋」って感じの外観です。

 

時間は11時20分頃。お昼には少し早いですが、店内からは女性数名の声が。どうやら営業中らしい。

 

恐る恐る中に入ると、お年を召した女性3人が机に座ってお茶を飲みながら談笑している。

店員らしき人は居なかったので、とりあえずおばちゃんズへ、「食事って頼めますかね?」と尋ねると、おばちゃんの一人が威勢良く、「もちろん!お客様は神様だからね!」

ああ、どうやらちゃんと食事が取れるようだ。

 

後から気づいたのですが、この威勢のいいおばちゃんはただのお客さんで、お茶を飲んでた別のおばちゃんが女将さんでした。まあ、それくらいお客さんとの距離が近いお店と言うことです。

 

「このお店って何が美味しいんですか?」

「ここはなんでも美味しいけど、串かつライスが安くてお得だよ!」

と先ほどの威勢のよいおばちゃん。結局それをオーダーして待つことに。

 

タバコを吸いながら串かつライスを待っている間に、店のおばちゃんに江戸屋のことを聞いてみる。

こちらの江戸屋は76歳で亡くなったご主人が20歳の時からやっているので、かれこれ60年近い歴史があるという。蟹江では一番古い飲食店だろう、とのことでした。

 

そしてなんとこのお店は江戸屋支店であり、すぐ近くに江戸屋本店があるとのこと。今は営業しておらず看板しか残っていないが、本店は70年くらい営業していたらしい。

 

江戸屋界では新興の江戸屋のようで、恐らくコングロマリット解体後に開業したのであろうが、十分な歴史を持つお店でした。

 

お店の写真撮影の許可を貰ったところで、別の常連らしいおじいちゃんが来る。

おじいちゃん、おばちゃん達とパシャリ。

 

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そんなことをやっている間に、串かつライスが到着。驚異の¥520である。

 

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先ほどのおじいちゃんと相席になり、「日本全国の江戸屋のことを調べてるんです。」というと、それは関心だなぁ、と何が関心なのかはわからなかったが、やたら意気投合。「君はビールを飲むか。もう一本君の分を頼もう。」、「中華でもなんでも好きなもの食っていいぞ。」と、豪気な漢気あふれる方でした。おじいちゃんはいつも頼むという中華そばをオーダー。

 

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彼は過去に議員も務めていたらしく、視察で行った海外の話、蟹江温泉の衰勢、静岡の実家の話等々、2人でビールを飲みながら1時間くらい話しただろうか。

 

その後も常連さんが何人か来て、お店はほぼ満席状態に。

 

平成の飲食店には珍しく、お客さん同士はほぼ顔見知りのようで、お客さんが来るたびに、「おう、最近どうよ?」、「今日は仕事お休みなの?」等々、自然と声を掛け合う。そして余所者である私へも、皆さん「こんにちは!」、「あれ?何か調べに来たの?」と声を掛けてくれます。

 

人の温かさは神崎の江戸屋と一緒だ。ここにコングロマリット時代の江戸屋の経営理念があるのかもしれない。

 

結局おじいちゃんは私の出した千円を頑なに拒み、すっかりごちそうになって江戸屋支店を後にした。

 

帰り道、江戸屋本店にも寄ってみました。

 

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もう少し早く江戸屋調査を始めていれば、江戸屋本店でも食事を頂くことができたのだろうか…

研究を急がなければならない、と決意を新たにした調査となりました。

 

次回は【江戸屋】さんを訪ねます。

記事を書いた人
武田
武田
大人の事情により、しばらく栗毛経理部長。 学生時代から片鱗を見せていた仏教の才能が最近開花。栗毛とは関係ないプライベートの友人と京都旅行に行った際に阿弥陀如来の魅力を熱く語り、交友関係に心地の良い壁ができた。「お師匠言えるかな?」の作詞、某仏教アイドルのプロデュース等、ナウい仏教の振興に尽力している。

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