[#003]平成生まれの老舗
江戸屋調査員を兼任してます、代表取乱役のカズキタです。
今週もまた江戸屋を探訪してきました。
(結論から言うと正確には江戸屋じゃなかったんだけど)
場所は月島。
なぜ月島に行ったかといいますと、、
調査日の2月28日は、友人の単独リサイタルが住吉で行われていました。
軽いノリで行ったところ、先週も三ぶちゃんでわざわざ遠方から出席してくれたギタリストのイズミタ君を見かけたため、江戸屋探訪に意気投合をしたため、急遽近隣の江戸屋に向かうことになりました。
イズミタ君は、ご覧の通り休日でもスーツが私服です。
学生の頃は塾講やってたからそれも納得なんだけど、社会人になっても続けているあたりがやっぱり本物だなと思いました。
googleマップで近隣の江戸屋を調べたところ、移動距離約20分のところに江戸屋がありました。(本当はもっと近くにあったんだけど、当日は定休日でした)
それが、今回探訪した月島の江戸屋になります。
で、ずっと江戸屋を見つけたと興奮してたんですが、よく見るとこれ
江戸家
なんですよね。
読みは同じでも漢字が違う。
漢字が違うならばコングロマリット時代は同じ系列だったのか、はたまた対立組織だったのかその謎はこれからの一つの議論対象になりそうです。まあ、とりあえず似たようなお店なので今回はこうして記事にしてしまいます。
こちらが月島の江戸家さん。
やはり江戸家。字は違えども風格は老舗級です。
早い時間に伺いましたが、営業されていたのでこのまま突入です。
店内はご覧の通り。
土曜日でしたが、17時前だったためお客さんは栗毛以外は一組でした。
そんなにお腹も空いていなかったため、とりあえず生ビールと一番人気メニューのイカの丸焼き、個人的に気になったいなりコロッケ、そしてイズミタはいきなりの茶漬けで〆。
イカ焼きの様子。
イカを焼くと同時にハラワタも温めるのがこのお店の特徴。
ちなみに、2005年10月号のdancyu「東京、おいしい街あるき」特集にもこのイカの丸焼きが江戸家のおすすめメニューとして紹介されていたみたいです。
いなりコロッケ。
僕は初めて食べたのですが、油揚げにコロッケの具を包んで揚げたものをいなりコロッケというんですね。コロッケ好きの僕としては大満足のコロッケでした。ただ、自分の中のNo.1コロッケは、栗毛の発祥の地、湯ヶ島の白雲楼近辺にあるいのししコロッケですね。あれは絶品です。
ついコロッケ話が熱くなり、ちょっと話が逸れてしまいました。
こちらが、名物のイカの丸焼き。
うまい。
なにがうまいかって、添えてあるはらわたを溶かした濃厚なタレ。
いままでのイカ焼きじゃ正直物足りなく感じてしまうぐらい、相性がいい。
これがイカ焼きのスタンダードとも言えるほどの衝撃の味、栗毛推奨の味です。
お腹も満たされたところで、江戸家の店長さんにお話を伺ってみました。
こちらのお店は創業してどれぐらいになるんですか?
創業は13年ぐらい前だね。そんなに古くはないよ。ちなみに、最初は東中野にお店があったんだけど、訳あって1年ぐらいでここに移ったんですよ。建物は古く見えるだろう、もともとは普通の住居でそれを改築してお店にしたんだ。
なんと。
創業13年という割と新しめのお店でした。
13年というと、創業は2002年ごろになります。これまでの江戸家の中では最も新しい店になります。(そもそも江戸家は一件目ですが…)
名前の由来ってご存知ですか?
江戸家って名前はねー、私とは別にオーナーがいるんですが、そのオーナーの夢に出てきたんだそうです。降りてきたというか。それでこの店は江戸家という店を名乗ったんです。ごめんねぇ、あまり面白い理由じゃなくて。
いやいや、これはけっこう面白い由来ですね。
江戸に関係あったとかなんとかという以前に、神からのお告げがあったんですね。
とすると、このオーナーの祖先はコングロマリット解体前の江戸屋の関係者でずっと消されていた記憶が、この平和な時代になり蘇った、そう考えることはできないだろうか?
全国の江戸屋を廻ってるという話をすると、とても興味を持ってくださいました。
またお腹が空いた時に伺いたいと思います。
江戸屋と江戸家という謎はこれからもっと調査が必要ですね。
次回は、「江戸屋」さんに伺います。