ワンカップの里
毎年恒例、春のワンカップ祭りで使用するワンカップを調達するために訪れた味ノマチダヤさん。
このお店、実は日本酒好きのあいだでは酒の種類が多いことで有名な店らしく、美味しんぼやタモリ倶楽部でも取り上げられたそうです。
なぜワンカップ祭りが新井薬師で開催されたのか。
そう、このお店でワンカップを買うため。
それくらい価値のあるお店らしいです。
新井薬師前とか初めて下車したし。
そもそも西武新宿線とか生活圏じゃないし。
いつものように店の写真を撮りまくる栗毛。
すると中から店主。
「勝手に撮っちゃダメだよ。」
確かに店先には、写真撮影をする場合は声をかけてという注意書きが。
許可とりました。
変なブログに勝手に写真がアップされて、欲しい酒が売ってなかったとか、売り方がおかしいとか書かれるそうです。
恐ろしいご時世。
お店としては、近隣にも迷惑がかからないように、駐車場も駐輪場も完備しています。
路駐していたBMWが呼び出されてたし。
すごい。
しかしBMWか。
さすが中野区やな。
ちなみに「味ノマチダヤ ◯ね」で検索しましたが、変なブログは見つかりませんでした。
栗毛のブログが変なブログになりませんように。
ようやく店内に。
噂に聞いていたが、ワンカップの種類がすごい!
ちゃんと数えなかったけど数十種はありました。
残念ながら栗毛御用達の大関は置いていませんでしたが、焼酎のワンカップもかなりの数置いてあるという。
各々、思い思いのワンカップをツーカップ買う。
水木しげる大好きな僕はねずみ男吟醸を買いました。
水木しげるの作品のなかで僕がとくに好きなのは『河童の三平』です。
昭和前半の田舎が舞台で、河童やタヌキ、死神と出会った少年が人間的に成長していくという話です。
タヌキが肥溜めに落ちたり、昼寝中の死神の口におしっこを出したりと、なかなか下品で子どもの頃大好きでした。
河童の得意技といえば屁なのですが、終盤では三平が芋を食べて屁を操るようになるのです。
屁の推進力を利用した泳法で水泳の選手に選べる三平。
水泳大会で全国に行くんですが、決勝では芋の食べ過ぎにより、着水せずにプールの向こう側までいってしまい失格になってしまう。
まぁそんな、僕が屁使いになるルーツともなるお話なんですが、とりあえず、河童はなかったので、次に好きなねずみ男にしました。
花見後の寒さとテンションの低さにより、ワンカップの瓶は捨ててしまったのですが、とっておけばよかったなぁと思いました。
でも大丈夫。
またマチダヤに行けばいいから。