貞操帯

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貞操帯(ていそうたい)は、被装着者の性交自慰を防ぐ施錠装置つきの下着。おもに、妻あるいは愛人の純潔を求めて、異性との性交渉を不可能にするために用いられる。女性用が有名だが男性用もある。貞操帯は強制的に装着させられる場合と、自発的に装着する場合がある。

構造

貞操を守るという目的の為、旧来から多くは金属製で、外部からの破壊に強い素材が選ばれたと考えられる。最近では軽量のステンレス皮革プラスチック系素材を利用し、デザイン的にも薄くスタイリッシュなものが増えている。形状は通常、下着状、あるいはT字型で、脱衣を封じる為の施錠装置がついている。施錠装置は大型の南京錠を用いるものから専用の錠前を持つものなど多種にわたる。中には南京錠の切断を防ぐためにステンレスバーに埋め込むように施錠するタイプのものも存在している。したがって、いったん貞操帯を着用して施錠すると、貞操帯を取り外すことはもとより、陰茎を挿入したり性器に指等で触れたりすることは不可能となるため、被装着者の自慰や性交渉を厳重に防止することができる(ただし、後述の自慰防止版を装着しない場合は性器に指等で触れることは可能である)。すなわち施錠装置の鍵を所持する者のみが、被装着者に対して貞操帯を自由に着脱させることができ、もしくは被装着者の自慰の自由や貞操管理を完全に支配することになるのである。なお本格仕様の金属製貞操帯は、バイブレータ (性具)の振動をも性器に伝えない構造となっているため、被装着者の自慰をほぼ完全に防ぐことができる。

現代の貞操帯

現代は貞操帯はアダルトグッズ店や、貞操帯メーカーで販売されている。アダルトグッズとして売られている貞操帯は多くがゴム又は革製。採寸の必要なプラスチックや金属製のものはメーカーでのみ取り扱われている場合が多い。

金属製(ステンレス製)の貞操帯は、Tollyboy社、Neosteel社製のものが有名で、価格は日本円に換算して10万円前後で、国内でも入手可能。購入の際には身体のサイズを細かく採寸して送る必要があり、特定個人専用で本格仕様のオーダーメイド品となる。因みに、精密に採寸された貞操帯は完全に体に密着し、わきから指先を入れることすら困難である。日本人が購入を検討する場合には欧米人との体格の差に注意する必要がある。

現代では貞操帯の需要は女性用よりも男性用が多いことから、貞操帯メーカーでは構造的に複雑になりやすい男性用貞操帯を競って開発し販売をしている。また趣向として貞操帯が用いられる現代では堅牢性のみならず着心地感や、長期間連続着用可能であることをアピールした製品が多い。事実、完全に体型にフィットした貞操帯を着用すると、着心地がよくなることのほかに性的快感が大幅に増すため、採寸は精密に行われることが望ましい。

貞操管理

現代では、貞操帯は望まぬ性交から身を守るという用途で使われることは希で、被装着者が自らの意思で性交自慰の自由を奪われたり、鍵の持ち主に性器もしくは性欲を管理、または支配される被虐感を味わう目的で使われることが少なくない。なお、他者に無理矢理装着させるのは犯罪行為に当たる。

単独で貞操帯を着用する場合と、他人に貞操帯の鍵を渡し管理してもらう場合がある。また、お互いが貞操帯を着用して鍵を交互に預けてもらうカップルも存在する。


貞操帯. (2009, 11月 26). Wikipedia, . Retrieved 16:45, 11月 29, 2009より引用。