「白雲楼」が栗毛遺産登録へ。
カズキタです。
静岡・湯ヶ島にある白雲楼と西千葉から続く道が「白雲楼旅館と遺産群―栗毛を産んだ地とその道中―」として世界栗毛遺産に登録される見通しになった。
栗毛がまだ栗毛と呼ばれる前にサークルの合宿で行った場所が白雲楼旅館。
白雲楼旅館には「栗毛部屋」と呼ばれる、5日間栗毛が滞在するだけで1年住んだような年季の入る魔法の部屋が現れたり、今では各地に遠征する「栗毛車」「週刊大衆」「エンタメ要素の強い音楽活動」「本来必要な額の2倍かかる」「アジは握りが一番」など、現在も脈々と続いている栗毛の活動のすべてが生まれた場所である。
しかし、栗毛ファンの間では聖地論争が盛んであることが今回登録が遅れた原因の1つと言われている。
栗毛の原点は確かに白雲楼なのだが、そこでイベントなどの開催もなければ特に頻繁に通っている場所でもない。それよりかは、もう一箇所の合宿地であり思い入れも深い、城山館であったり、梢乃雪や各地にある江戸屋を最初の遺産にすべきという委員の声も多く、推薦は難航したそうだ。
しかし、推薦の決め手となったのは、やはり栗毛の正式名称が「白雲楼道中膝栗毛」だからであろう。この名称は捨てようと思えば簡単に捨ててしまえる名前なのだが、捨てずに残っているところに大きな価値があると考えられる。栗毛理事長の宗平はその価値を強く認め、推薦に働きかけたようだ。
登録を目指していた、「白雲楼」旅館そのものに加え、「いのしし村」(現在は跡地)、「近くの謎の温泉」なども併せて登録される見込みだ。
今回、栗毛遺産としては第一号の登録であるが、今後もその登録数は増やし「栗毛の黒字化」を目指すと代表取乱役(私)は意気込んでいるが、その見通しは定かではない。
また、今回の推薦を行った栗毛理事長の宗平から推薦文が届いている。
栗毛が栗毛として、後世に伝えていくべき遺産の第一号にふさわしいものかと思います。
あとは、当時の女風呂のすりガラスも改装せずに保存しておいてもらえれば、さらにその価値は不変のものとなったのが心残りです。
今後も、続報をお伝えしたいと思う。