アナリスト武田による日本経済レポート
4月22日、日経平均株価はITバブル後初の2万円超で引けた。
数多くのアナリストが2015年中の日経平均2万円超を予想していたが、膝栗毛のメンバーの中にも2014年1月1日時点で既に日経平均株価の大台突破を予想していた男がいる。
栗毛ファイナンシャルプランナー(3級)の武田である。
今回は武田氏に日経平均2万円超の要因と今後の展開を聞いてみよう。
―日経平均株価が2万円を超えましたが、要因は何なのでしょうか?
日本の株高の要因は大きく、①ファンダメンタルズの改善、②世界的な流動性相場、③原油安の恩恵、の3点だと考える。
円安が定着し、輸出企業にとっては追い風が吹いている。また、賃金上昇に対する国民の期待も高まっており、消費に前向きな人が増えてきている。私も夜のお店はついつい延長してしまいがちだ。
好調な経済指標を受けて米国利上げの可能性が高まっているとはいえ、過去3回のQEにより、FRBのバランスシートは大きく膨らんでいる。日本、欧州はまだまだ緩和的な政策を継続するだろう。つまり、市場に潤沢にマネーが存在しており、この状況はまだ続いていくと考えられる。
更に、原油価格が下落した後、9ヶ月程経つと世界景気指数が上昇する傾向がある。これは資源安の正の効果が現れるのに時間がかかる為だが、この影響が今まさに出てきているのだと考えられる。
―今後の日本株相場の見通しはどうでしょうか?
「Sell in May」という格言があるように、海外ヘッジファンドの決算の影響が出る5月は軟調相場が予想される。しかし、先ほど話した3つの要因により、日本株はまだまだ上昇を期待してもいいだろう。
―白雲楼道中膝栗毛の財政は赤字が続いていますが
明確なビジネスモデルが打ち出せていないことが原因だ。収益の柱となるのは、ホームページやフライヤーの作成をさかもっちゃんへ紹介してマージンを取る仲介ビジネスだ。これは日本からニートを減らす意味でも社会貢献度が高い。いわゆる三六協定も気にする必要は無いので、如何にさかもっちゃんをうまく騙して気持ちよく、安く、精根尽き果てるまで働いてもらうかに掛かっている。
―では今後の膝栗毛の見通しは明るいのでしょうか?
2015年も厳しい状況が続くだろう。さかもっちゃんの体力にも限界がある。そもそも、栗毛の活動は旅行を伴うことが多いため、旅費を支払った時点で赤字が約束されている。私も先月から東京赴任となり、今後は東京を中心とした費用の掛からない活動にも注力していく必要がある。
日本経済の復興の裏側で、栗毛の財政赤字は慢性化している。この状況を打破する抜本的な改革に期待したい。
※当記事は一般的な情報提供のみを目的として作成されたものであり、特定のお客様のニーズ、財務状況又は投資対象に対応することを意図しておりません。また、当記事内のいかなる情報又は意見も、預金、有価証券、デリバティブ取引その他の金融商品の売買、投資、保有などを勧誘又は推奨するものではありません