Sep 13, 2015

旅のはじまり

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前日は会社を締め出されるまで残業し、地獄のミサワでおなじみの2時間睡眠で目覚めた僕であったが、この日の目覚めは晴れやかな気分であった。いよいよ1週間以上に渡る江戸屋巡りの旅が始まる…トランク一杯の期待とほんの少しの不安が、疲れているはずの僕を奮い立たせた。そして今回の旅を共にするキャリーバッグ、旅行用のリュック、ギターのハードケースを見て思った。タクりたい、と…。

 

そんな気持ちを抑え、電車を乗り継いで羽田空港へ。クソ重い荷物はさっさと預けようと手続きをしていると、係のお姉さんが、「私の知り合いと同じ名前だったから、びっくりしました☆年も一緒くらいですしねっ☆」と神対応。しかもかわいい。

 

これからじっくりお互いのことを知り合いたいところではあったものの、飛行機の出発時間が2人の間を切り裂く。ニキータのように「ねえ、今日何時に上がるの?」なんて聞いたところで、その頃にはお姉さんは700キロ彼方だ。

 

とは言え、あんなに嫌だったクソ重い荷物を持ってきたことさえ結果ラッキーになっている…これは縁起がいいや!と旅の成功を確信したのも束の間、悲劇は広島空港で起こる。

 

飛行機の降り際に代表取乱役・カズキタと合流し、荷物の受け取り待ちをしていると、なかなかカズキタのリュックが流れてこない。と、放送で呼び出されるカズキタ。とりあえず自分の荷物を纏め終えると、そこに現れたのはびしょ濡れのリュックを持ったカズキタ。そしてカズキタの周りが超酒臭い。思い出すのは荷物待ちの間にカズキタが話していた、「家にある酒とりあえず全部持ってきたらカバンが超重くなった。」という伏線。

 

こうして焼酎720mlをアテントよろしくガッツリ吸収した荷物を積んでの2200㎞に及ぶ旅の幕は切って落とされたのである。

 

しかし、悲劇はこれだけでは終わらないのであった…。

 

まず目指すは広島・呉市の「江戸屋」である。

記事を書いた人
武田
武田
大人の事情により、しばらく栗毛経理部長。 学生時代から片鱗を見せていた仏教の才能が最近開花。栗毛とは関係ないプライベートの友人と京都旅行に行った際に阿弥陀如来の魅力を熱く語り、交友関係に心地の良い壁ができた。「お師匠言えるかな?」の作詞、某仏教アイドルのプロデュース等、ナウい仏教の振興に尽力している。

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