幕末カーリング倶楽部、序 〜戦いの場を求めて〜
季刊栗毛編集部の宗平です。
栗毛とカーリングはズッ友だよ!
ということで発足した幕末カーリング倶楽部(「幕末カーリング倶楽部、発足。」参照)。
このプロジェクト、すごく簡単に説明すると、着物でカーリングをするというものである。
本プロジェクトで、カーリング担当も兼務することになったので、今回はその会場探しについて報告したい。
会場の条件としては大きく3つありまーす!
①服装が自由
②初心者でもできる
③レーンの貸切ができる
とくに①の服装だが、今回は幕末カーリングということで、和装ができなければならない。
とりあえずインターネッツを使って、都内、千葉、長野などの栗毛と縁のある土地のカーリング場を調べてみた。
都内:明治神宮スケートセンター、東大和スケートセンター(東京カーリング倶楽部)
千葉:アクアリンクちば(千葉県カーリング協会)
長野:軽井沢アイスパーク、カーリングホールみよた、ラウンドワン長野店
などなど。
カーリングができる施設はけっこうあるようだ。
だが、数があればいいというものでもなく、上にも挙げた条件をクリアした会場でなければならない。
個々のウェブサイトを見ると、都内や千葉のカーリング施設はそれぞれ団体や協会が管理しており、講習もしっかりしているようだ。
つまり、初心者がいきなり着物で行って参加できるとは思えないのである!
なお料金についてだが、たとえば明治神宮のリンクを土曜の午前に1時間貸し切ったとすると、41140円かかる!
とてもじゃないが、気軽に借りられる金額ではない。
ラウンドワンは一番手軽ではあるが、次のお客さんが待っている場合は交代しなければいけないらしいので、今回は見送る。
そこで、サイトを見た印象で印象の優し目な軽井沢アイスパークに電話で問い合わせてみた。
——カーリング場の利用を考えてるんですけれども。
はじめてのご利用ですか?
——はい。初めてだと何か必要になるものありますか?
初めてですとインストラクター付きで講習があるので、そちらを受けていただくことになります。
——講習会を受けなければいけないんですね。ちなみに、こちらで用意するものとかはありますか? 服装の制限とか。
用具は貸出がありますので、防寒用の長袖、長ズボン、ニット帽と手袋の用意をしてください。
やはり初心者は講習を受けなければならないらしい。
そして、和装について質問する余地はなかった。
ちなみに服装についてはサイトにもしっかり書いてあった。
半袖、半ズボン、レギンス等はケガ予防と防寒の観点からおすすめできません。
防止も頭の保護にならない野球帽等はご遠慮ください。
望ましい服装はこんな感じ。
講習はやっぱりちょっとだるいなぁと思いながら、念のためカーリングホールみよたにも問い合わせてみた。
——カーリング場の利用を考えてるんですけれども。
カーリングみよたを利用されたことはありますか?
——いや、カーリング自体も初めてなんですけど、講習とか必要になりますか?
はい。初めての方のみになりますと、教室への参加をお願いしています。1人3000円で2時間の教室がございます。
——そうですか。やっぱりその講習は受けないとマズイですよね。いや、受けたくないとかではないんですが、初心者だけだとやっぱり難しいですか?
そうですね。ストーンの投げ方や滑り方はちゃんと講習を受けていただいたほうがよいかと思います。氷の上はとても危険ですので。氷の上で骨折をした方もいますし。
——そうですよね。ちなみに服装の規定などはありますか?
服装は温かい服装で、ニット帽、手袋の着用をお願いしています。
ほぼ同様の対応だった。
しかも氷の上は危険だと念押しまでされてしまった。
もちろん和装について質問する余地はなかった。
調べれば調べるほど制約が多い!
氷の上という限られたフィールドで、ブラシやストーンなど器具が多くて危険なのもわかるが、思った以上にハードルが高い。
スキーやスケートもこんな感じだったかなぁ。
普及を目的としている業界の方、どうなんでしょう。
ということで、調べていても何ともよい案が浮かばないので、栗毛のトークで話題を振ってみる。
うーん。
想像力と創造力が豊かすぎて打開策は生まれそうにない!
電話して聞いた話と服装の図についてはちゃんと説明したんだけどなぁ…
そこで、着物でカーリングできる場所知ってるよ!という方、あるいはうちのカーリング場使ってもいいよ!という方、ご一報ください!
できれば近場で!
同時にスポンサーも募集します!
ゼッケンに貼るか、会場に設置するか、テロップで表示します。
幕末カーリング倶楽部の運命やいかに!
続報を待たれい!